「だんづけ」

函館新聞 (クリックで記事へ)

駄載(ださい)

馬に負担をかけないよう、荷を左右・前後・上下で調整しながら積む技術や手順で、北海道の山間部などで、どさんこを使って物資(農作物・木材・生活品など)を運んでいた時代には、荷物の積み方=「だんづけ」は非常に重要でした。実践知と経験に基づく能力が必要となります。
「函館だんづけ保存会」は、2008年農水省「第7回むらの伝統文化顕彰」で2位農水省農村振興局長賞を受賞
駄載技術は以前は本州にもありましたが、現在は技術と馬がともに保存されているのは函館方面だけだということから、「今後の技術伝承は困難が予想されるが、今ここで保存・継承を行わなければ消えてしまう文化」として活動を高く評価した。(函館新聞より)

側対歩は斜対歩に比べ乗馬の際の上下動が少ない為、長距離を移動するためには優れており、古くは流鏑馬や武士に、北海道の開拓時には重い資材を駄載(ださい)するために欠かせない存在でした。

同じ側の脚を同時に出すことで、乗馬には滑らかで乗り心地がいいが、馬の身体への負担は大きいことからも、北海道在来馬は自然と強靭な体力が備わったのです。

「だんづけ」は、その「技術」と「側対歩」と「人と馬との信頼関係」が無くてはできません
〈重い荷物を駄載(ださい)をしている間、馬はじっと待っています〉

現代社会では、道路が舗装され運搬手段が発展し、だんづけの活躍の場がなくなってしまい、伝承者の高齢化によりその技術を実際に見ることは困難な状況です。

函館では「函館だんづけ保存会」の活動でコロナ前までは災害時、過疎地の物資運搬にその技術を活かすための取り組みとして地域の人々と連携して訓練が開催されていたが、「函館だんづけ保存会」の高齢化により現在その活動はされていません。